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  • 2014.09.06 Saturday
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スバティアの司書研修(後)

書いているうちに展開が二転三転してようやく終わりまで書けたっす。
紛いなりにも書き手としてそういうのはどうなんだろう、と思いつつもこれもより良くするための添削だと割り切る自分もいます(爆。
しかし、そのために丸まるカットになった場面もいくつか(苦笑。
ともわれ司書研修終わったので読んでくだされば幸いです。

調子に乗って挿絵を描いたのにスキャナ壊れてて取り込めなかった罠…。




「さて、皆様にはここ整理区画で資料検索を行っていただきます。
まず最初にこちらのデバイスをお渡しします。
これにはここで使用する検索・読書魔法の術式や書庫目録へのアクセス機能が登録されています。」
「やっぱりこれもカッコいいね〜。」
「カッコいいかはともかく、持ち運びは楽よね。」

渡されたのは腕時計型のストレージデバイスだった。
訓練校で制式採用されているミッド式インテリジェンスデバイスと同型のものではあるが、オリジナルのデバイスを使っている二人にとっては馴染みの薄いものである。

「次に、これらの魔法を使用する際の諸注意について説明いたします。
検索・読書魔法自体は簡単な術式ですので念話の要領で使用していただけますが、両魔法とも脳に直接情報を流し込む物です。
過度な情報習得やマルチタクスでの展開は脳に多大な負荷をかけてしまいます。
ですので、軽い頭痛を感じた時点ですぐに使用をやめ、休息をとってください。」
「「「はい、分かりました。」」」
「それでは、今お渡ししたデバイスに探していただく資料一覧がありますので、ご参照ください。」

早速私はデバイスを起動させ、情報ウィンドウを開いた。

(えっと、古代ベルカ式魔法に関する資料4冊と近代ベルカ式魔法に関する資料3冊探してくればいいのね。)
「スバル、あんたはどんな感じ?」
「私は古代ベルカ式と近代ベルカ式のアームドデバイス関係の本を4冊づつだって。」
「一人頭3時間で7〜8冊か。いくらここが広いって言ってもこれなら余裕を持って終わらせられそうね。」

「最後に、今日皆様に探していただく資料は今現在無限書庫に依頼されている案件に必要なものですので手を抜かぬようお願いします。」
「え、あの、それって良いんですか?」

研修生をいきなり業務に参加させるなんて予想だにしていなかったので私達が戸惑うのも当然だ。

「はい。それに実際に業務の一翼を担っていただいた方が研修としての意味があるでしょう。」
「俺達全員検索魔法とか未経験ですけど参加していいんすか?」
「一翼と言いましても依頼の補足用資料ですので、もし見つからなくても特に問題はありません。」

そうだろうとは思っていたが、暗に『貴方達には期待していない』と言われているようで反骨精神に火がついた訓練生が何人かいた。
こんな雑務くらい簡単に出来る、と。

−1時間後−

「ティアー、見つからないよぉー。」
「私もよ。これでノルマ終わるのかしら……。」

資料検索業務は基本的に『(1)目的の本がどの区画にあるか目録で調べ、(2)その区画で検索魔法を使い目的の本を見つけ、(3)読書魔法で内容を確認する』という単純なものだ。
だが、いかんせん蔵書量が膨大なので(2)から先が一向に進まないのである。
検索魔法を駆使して5冊程のタイトルを一気に視る事は出来るのだが、目の前には数百数千の本の壁。
しかもようやく見つけた本も資料として有用かどうか中を読んで確認しなければいけないのだ。
まさに『発掘』と言う言葉が良く似合う業務であった。

−2時間後−

「ふぅ、これで5冊目、と。」

最初はどうなる事かと思ったけど、検索魔法のコツを掴んでからはそれなりに効率が上がりようやく終わりが見えてきた。
周りの訓練生も始めた頃に比べると読書スピードが目に見えて上がっている。
ここで軽い頭痛を感じたので一旦休む事にした。
実際に検索・読書魔法を使うと分かるが、確かにこれは脳が異常に疲れるのだ。

「あれっティアナ、どうしたの?」
「ちょっと疲れたから休憩中よ。このまま続けたら脳がパンクしそうだしね。」
「そっかー、なら私も疲れたから休もっと。」
「あんたノルマ大丈夫なの?」
「達成出来なくてもいいってアインスさん言ってたし大丈夫だよ。」
「相変わらず能天気なヤツね。それにしてもやっぱり本職の人は違うわねぇ…。」

目の前には自分達と同じ区画で周囲に十数冊の本を浮かべながら資料検索をしている司書の姿があった。
そのうち読書魔法で読んでいるのは5冊ほどであとは検索しているだけのようだが、それでも自分達とはレベルが違う。
確かアインスさん曰くここの司書長は数十冊の本を検索しながら十数冊の本を同時に読む事が出来るとか。
本当に人間なのかと疑いたくなるが、それくらいの実力が無ければここのトップなんて務まらないのだろう。

「よし。」

頭痛も引いてきたので、私は気を引き締めて読書魔法を再開した。

−3時間後−

「皆様、実際に司書業務に触れてみていかがでしたか?」
「なんと言いますか、こんなに頭を使ったのは初めてです。」
「ここの司書さん達はこの何倍もの作業を毎日やっているんですね。」
「正直裏方の業務なんて、って思ってた自分が恥ずかしいです…。」
「楽な職場なんて無いってことっすねー。」

訓練生のほぼ全員が何とかノルマを終え、現在アインスさんから振舞われたホットココアを堪能している所だ。
頭を使った作業の後だと普段は敬遠してしまう甘味たっぷりのココアが美味しく感じる。
ちなみに、終わらなかった訓練生はスバルのような『終わらなくてもいいや』組と『調子に乗って暴走しちゃった』組に分かれる。

「なんといっても目録がすごく役に立ちましたよ。」
「あれがなかったら1割も終わらなかったんじゃないですかね。」
「書庫目録は私達司書の8年に及ぶ苦労の結晶ですから、そう言っていただけるとありがたいです。」
「えっ、8年ですか?それ以前は目録って・・・。」
「無かったと聞いています。なので以前は資料の発掘にチームを組んで取り組んだそうです。」
「無限書庫って管理局設立当時からあるって聞きましたけど、なんで8年前まで目録作らなかったんでしょう?
あってもこれだけ大変なのに。」
「正確な理由は存じ上げないのですが、おそらく時空管理局が発足以来現場主義に傾倒していたため情報と言うものをさして重要視していなかったのでしょう。
それこそ第1級捜索指定ロストロギアが関わらない限り使われることは無く、物置同然だったと聞いています。」

この調べればどんな情報も見つかりそうなここが物置?
ずいぶんとまぁ宝の持ち腐れをしていた物だ、と一同が思うのは当然だろう。
そして、そんな無限書庫を発掘して現在の一情報機関としての地位にまで押し上げた立役者が現司書長のユーノ・スクライアだそうで。

「あれ、確かアインスさんも性がスクライアですよね?
親戚か何かですか?」
「同じ一族に属しているので同姓を名乗っていますが、私は拾われた身ですので血縁はいないです。」
「あ…ごめんなさい、変な事聞いちゃって。」
「構いませんよ、私にとっては司書長と出会ってからの人生の方が輝かしいものですから。」
「へぇ、よほど良い方なんですね、スクライア司書長って。」
「はい、それはもう。」

軽い気持ちで人の過去に踏み入ってしまって少し後悔したが、アインスさんはその事を気にしていないようでよかった。
それにしても、スクライア司書長の事を話すアインスさんはどこと無く誇らしげだった。



『…こうして私達の無限書庫研修は終わった。
訓練生の何人かは本格的に無限書庫で働くことを視野に入れたらしいが、私は今のところ考えてはいない。
しかしここでの経験は非常に有意義なもので、後方支援の大変さと言うものを身をもって知ることが出来た。
日の当たらぬ所で情報と言う戦場を駆ける彼らに敬意を表しつつ、このレポートの締めとする。』

「よし、これでレポート完成っと。スバルー、レポート出来てたらついでに出してきてあげるわよー?」
「まだかかるから先行っていいよー」


→To Be Continue?

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  • 2014.09.06 Saturday
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  • 02:34
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コメント
yはじめまして。
まるさんのサイトで時々コメントしているno name?です。
某ユーノスレも見ていますが、貴方がユーノ×アインスを書いていたのですね。
滅多にない組み合わせですがいつも楽しく見させていただいてます。
今後ともよろしくお願いします。
P.S
馴れ初めの話等も期待しています。
  • no name?
  • 2008/04/10 11:16 PM
>no name?さん
初めまして、ようこそ別館へ〜。
ユーノ×アインスには某スレで開眼して以来はまってます。
この組み合わせって某スレでも僕以外にはお二人しか居ないですからねぇ。
こちらこそ今後も楽しんでいただければ幸いです♪
  • 三原王二郎
  • 2008/04/11 7:24 PM
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