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  • 2014.09.06 Saturday
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小さなアインスさん little.1

小さくなったアインスさんの話が出来ましたー。
いつもながらオチが弱いですけど、ミニサイズのアインスさんを想像するだけで幸せになれるので無問題です(笑。
こう夜天の書に乗ってフワフワしてるアインスさんって萌えないですか?




その日はさしあたって締切が迫っている依頼が溜まっているわけではないが、普段より司書の数が少ないため一人当たりの通常業務量が増えている。
そんな暇すぎず忙しすぎずの無限書庫に響く声が一つ。

「アインスー、どこだいー?」
「ん、どうしたのアルフ?」
「どこ探してもアインスが居ないんだ。どこに居るか知らないかい?」
「アインスだったらはやてと一緒に『外出』だよ。」
「はやてと?そりゃぁまた面白い組み合わせたねぇ。」

夜天の主と夜天の魔導書のコピー、確かに本来在り得た組み合わせだ。

「なんでもアインスとやることがあるんだって。はやてが妙に良い笑顔だったのは気になるけど。」
「ふぅん。まっ、帰ってきたら聞けばいいさね。」
「そうだね。ところで何でアインス探してたの?」
「あぁそうだった。ちょっと人手が欲しかったんだよ。ユーノ手伝ってくれるかい?」
「うん、いいよ。」

周囲に浮いていた本をしまい、ユーノはアルフと共に助っ人に向かった。


〜夕方〜

ユーノが受付で事務作業の手続きをしていると、ちょうどはやてとリインがやってきた。
はやては両手にブティックの紙袋を抱え、小脇に夜天の魔導書を抱えている。
リインも両手でおもちゃ屋の物っぽい紙袋を持っている。
とても本局内とは思えない格好だが、今日の彼女達は非番なので文句を言われる筋合いは無い、との事。

「やは、ユーノ君こんにちわー。」
「やぁ、はやて。何の用…って、決まってるか。」
「そらそうや。借りとった夜天の書返しに来たで。」
「ん、確かに。ところで今日は何してたのさ?」
「それはアインスの口から聞いたほうが面白…ええと思うで?」

妙にニヤニヤしているはやてに不信感を抱きつつ、『その方が早いか』と思い夜天の魔導書の方を向いた。
受付のある場所は無重力ではないのだが、夜天の魔導書は重力を無視してプカプカと浮いていた。

「アインス、今日は何してたの?」
「はやてやツヴァイと一緒に買い物をしました。」
「そうなんだ。はやての荷物から察するに服とかかな?」
「はい。はやてに様々な服を見立てていただきました。服飾というものはとても奥が深いですね。」
「楽しい休日になったみたいで何よりだよ。」
「えぇ、とても有意義な時間でした。」

実ははやてが夜天の魔導書の『貸出』を申請した時アインスは乗り気ではなかった。
しかしユーノは自分の事を棚に上げてアインスに休みを取らせるために無理やり許可したのだった。
それが功を奏したようで、ユーノとしては満足であった。
が…。

「…なんで実体化しないの?」
「えっ…これはその、色々と事情がありまして……。」
「アインス〜、もしかしてユーノ君の前だから恥ずかしいんか?」
「いえ、決してそのような事は。」
「やったら出てきてもええんちゃうかー?」

なにやらもめているアインスとはやて。
このままでは拉致が空かないのでユーノはリインに話を聞かせてもらうことにした。

「ねぇリイン、一体何があったの?」
「はやてちゃんがお姉さまのシステム操作に失敗しておねーさまが可愛い事になったですよ。」
「か、可愛い事?」
「はいです♪」
「こうなったら夜天の主の強権(ギアス)発動や!『実体化しろ』!」
「あっ、それは卑怯ですはや・・・。」

左手で右眼を隠す変なポーズをしたはやての命令で強制的に実体化させられたアインス。
ちなみに複製存在である今のアインスに夜天の主権限(そんなもの)が有効なのは突っ込んだら負けだろう。

「……。」
「……。」
「どやユーノ君、可愛いやろ?」
「…一体どういうこと?」
「リインのアウトフレームのサイズ変更機能って元々融合騎の基本機能やんか。せやったらアインスにもあるかなーって思って試してみたんよ。」

融合騎とはそもそもインテリジェンスデバイスをさらに発展させて自律行動を可能としたスタンドデバイスから派生したカテゴリーの一つである。
スタンドデバイスは守護騎士や守護獣と違い形状や魔法特性、人格を自由に設定出来る利点があったが、一騎士として見た場合どうしても力不足になってしまう欠点もあった。
それを補うためにマイスターとのユニゾン機能を搭載する事で、本来マイスターが持ちえない魔法特性を使用可能にしたり魔力の共鳴増幅などを狙ったわけだ。
アウトフレームのサイズに関しては元々守護騎士のような等身大でしか作成できなかったが、小型化に成功してからは状況によって使い分けられるようになった。
その後融合騎以外のスタンドデバイスは廃れていき、融合騎を持つ者すら少ない今ではその存在を知るものは殆んど居ない。

閑話休題

「それにしても…。」
「なんでしょうか、ファータ?」
「いや、普段の姿は綺麗だけど、今のアインスは確かに可愛いなぁって思って。」
「な、何をおっしゃるんですかいきなり!?」
「そやろー、この事を発見したはやてちゃんに感謝しいや?」

確かに魔導書の上で顔を真っ赤にしながらうろたえるアインスという、普段よりも若干表情が豊かな彼女はこんな時でないと見られないだろう。

「そういえばさっきリインが言ってたんだけど、何を失敗したの?」
「何のことやー?うち何も知らへんでぇ〜。」
「はやて、それわざとらしいよ?」
「…やっぱり?」

いたずらが見つかった子供のように舌を小さく出して笑うはやてを見て溜息をつくユーノ。
どうやら大した失敗ではないようだが、それでも何かあったら大変だ。
改めて聞こうとしたら、先にリインが答えてくれた。

「大丈夫ですよユーノさん、お姉さまの実体化プログラムが今の状態でロックされちゃっただけですから。」
「そうなんだ。てっきりプログラムに欠損があったんじゃないかって心配したよ。」
「心配、してくださるのですか?」
「そりゃあするよ。アインスは大事な仲間なんだし。」
「・・・今の私は蒐集された時の状態で保護されていますから欠損などありえませんよ?」
「あー、そういえばそうだったねぇ。」

『すっかり忘れていたよ』と言わんばかりのユーノを見てアインスは言葉を失った。
もちろん基本的なことを忘れていたユーノに呆れたのではなく…。

(こんな私を一つの人格として考えてくれているのですね。)

永い時の中、闇の書として旅をしていた『彼女』の記憶に自らの“個”を認められた経験は皆無に等しい。
故にはやての元に転生し、ここに蒐集されてからの数年間は色々な意味で何もかもが新鮮だった。

「なら通常業務には差し支えないのかな?」
「はい、この姿は実体化に回す魔力が抑えられているだけですから問題ないかと。」
「でもお姉さまってユーノさんの食事も作ってるんですよね?小さいと難しいですよ?」
「小さくても簡単な料理なら用意できるので心配無用ですよ、ツヴァイ。」

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

朝食を終え、一息ついている所にアインスがお茶を持ってきてくれた。
湯飲みを抱えてフワフワと飛んできた・・・わけではなく、普通に浮遊魔法を使って持ってきただけなのがマイナスポイントである。

「でもそんなの関係ないです。」
「ん、何か言ったアインス?」
「いいえ、何でもありません。」
「?・・・ならいいけど。それじゃそろそろ仕事に行こうか。」
「はい、ファータ。」

そう言うとアインスはユーノの肩にちょこんと座った。
どうやら小さくなった際にそこが特等席になったらしい。
アインスを肩に乗せて一緒に仕事をするユーノの姿を見た司書達がなにやら叫んでいたが業務自体に支障は出ていないので無害です。

⇒to be こんてにゅ〜

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