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  • 2014.09.06 Saturday
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君と繋いだレールはその先の未来まで

特にタイトルに意味はありません。
今回は某所で受けた電波を元にユーノ×アルフで書いてみました。
立場的に似ている二人ですし、こういう組み合わせもありですよね。
投下したヤツに元々考えていたオチをトッピングしてありますので、ご賞味くださいませ〜。













「準備は出来たかい、ユーノ?」
「うん。でもなんだか恥ずかしいなぁ。」
「今更何言ってんのさ。ほら。」

そう言うとユーノの肩に手を回すアルフ。
二人が結ばれてからどうも主導権を握られっぱなしなユーノだが、それでも文句一つ言わずアルフに従う。
こういう事は彼女の方が経験豊富なのだ。

「それにしてもザフィーラさんとやってたなんてビックリだよ。」
「あはは、二人とも似た者同士だし気も合ったからね。でも、今の私のパートナーはユーノしかいないよ♪」
「それは光栄だよアルフ。それじゃあ、始めようか。」
「あぁ。頑張ってくれよユーノ?」

触れ合った肩から相手の体温を感じながら、二人は互いに前を見る。そして…。

【Ready Go!】

スタートの合図と共に二人三脚の練習が始まった。


ここは時空管理局本局内トレーニングルーム。
ユーノとアルフは局内大運動会に向けて競技の一つである二人三脚の特訓を行っていた。
毎年この時期になると常連のアルフはフェイトから許可を得て大人フォームになって特訓しているのだが、ユーノまでわざわざ時間を作って特訓するのにはある訳があった。
それは遡る事3日前、ユーノとクロノが交わした約束が原因である。

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「もうちょっと依頼内容を絞ってくれって! これじゃあ余計に時間が掛るだろ!?」
「こちらも早急に資料が必要になったから纏める暇がないんだ。 それにそういう作業こそ君等の領域だろ?」
「だからってコレじゃあボンヤリしすぎでどういう資料を優先すべきか分かりづらいんだよ!」
「あー分かった分かった、それが終われば君達全員に提督権限で三日間の休みをやろう。 それでどうだ?」

いつもの様に無茶な注文をしてきたコウモリ提督にウンザリしながらも仕事を進めていたユーノと周りの司書達はピタリと作業の手を止めた。
『コイツ今なんて言った?』
全員が同じ事を考えながらクロノが映っている通信ウィンドウに注目する。
特に暖簾に釘押しだと思いながら文句を言っていたユーノは意外な手ごたえにちょっとビックリしている。

「ど、どうしたのクロノ、長旅の疲れがヒドイのかい? 早いところフカフカな布団でグッスリ眠ることをオススメするよ?」
「何失礼な事を言い出すんだ君は。 それに仕事が終われば即休みというわけにはいかないぞ。」
「…はぁ、クロノの事だからそんな事だろうとは思ってたけど。で、何が条件なのさ?」

いくらなんでも8年前と違い一情報機関として機能している無限書庫を三日休館する事は提督程度では到底不可能だ。
ユーノとてその事は重々承知していたので大袈裟な溜め息とは裏腹に落胆はしていない。

「まず3日の休みというのは司書全員が一気に、ではなくある程度のグループごとにスケジュールをずらして、だ。」
「妥当なところだね。」
「そして、一週間後に開かれる局内大運動会で君を含む無限書庫チームが優勝する事。 それが条件だ。」
「…は?」

思わず呆けた顔で再び硬直するユーノ。
彼が復活するまでとりあえず局内大運動会について説明しよう。
これは毎年各部署から有志を募って5人チームを作り、地上本部の敷地内で大々的に開かれる催しの事である。
もっとも、運動会とはいえその本質は第97管理外世界の『オリンピック』そのもので、様々な利権が絡むものになる。
観客動員からTV放送、関連商品の販売etcと管理局の収入の一端を担っていたりする。
とはいえ基本的に戦闘魔導師の様に血の気が高い面々が出るもので、無限書庫のような文系の部署は殆んど出場していない。
そんなわけで、復活したユーノはジト目でクロノに問いただす。

「ねぇクロノ、僕らがそんな大会に出ても優勝どころかベスト10に入る事すら難しい事が分かってて言ってるよね? つまり休みをくれる気なんてこれっぽっちも無いだろ?」
「そんなことは無いぞ。 別にメンバー全員がその部署の者じゃなくてもいいんだしな。」
「だからってなのは達がここのチームで出られるわけないでしょ?」

明らかに無理だと確信しているクロノの顔を憎々しく思いながら幼馴染達の事を考える。
彼女達は毎年それぞれの所属から出場しているので、今年に限って無限書庫チームとして出るのは難しいだろう。
たとえ本人が乗り気でも彼女達の所属部署に対する書庫の心証がかなり低くなってしまうのは目に見えているからだ。

「まぁ、それが出来ないなら休みは諦めるんだな。」
「むっ…なら僕らが優勝したら絶対に休みはくれるんだね?」
「約束しよう。 さっきの依頼共々せいぜい頑張ってくれ。 こちらも忙しいんでそろそろ失礼するよ。」

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そんな訳で無限書庫の面々は大運動会に参加することになり、ユーノの他に体力自慢の司書3名と外部からの助っ人アルフの計5名で登録した。
出来ればザフィーラも引き込みたかったのだが、彼に限らずヴォルケンリッター全員がはやてのチームに組み込まれているため出来なかったのだ。
そして今日は司書達の仕事が残っているためユーノとアルフの二人で練習しているというわけだ。ちなみに、二人とも上がTシャツに下が短パンと運動性を重視した格好になっている。

「にしてもなんで僕らのチームで参加してくれたの? いつもフェイトと一緒に出てるのに。」
「んー、クロノの約束を知ったフェイトから『どこにも所属してないアルフはユーノの力になってあげて。 私達は私達で根回しするから。』って言われてね〜。」
「いいのかなぁそれって。 八百長だと思うんだけど…。」
「別にいいんじゃないか? それに慌てふためくクロノの顔が見てみたいってのもあるしね。」

あははーと笑いながら柔軟体操をするアルフ。
どうやらフェイト達は司書達(というかユーノ)の休みを無限書庫に対する風当たりを悪くする事なく実現するために色々としているらしい。
賞品こそ無いが大運動会で優勝する事を目標にしている人も少なくないと聞く。
そんな人達に申し訳なく思う一方で、自分達が優勝したらクロノがどんな顔をするか楽しみなユーノであった。
そして冒頭のシーンに戻る。

「いっちにー、いっちにー、思ったよりも簡単だね。」
「あたしとザフィーラの時はこんなすぐには出来なかったんだけどね〜。 ユーノは人に合わせるのが上手いのかね?」
「そうかもしれないね。 遺跡発掘とかで足並み揃える事が多かったし。」
「なら少しペースを上げるかい?」
「うん、今よりワンテンポ上げても大丈夫かな。」

ユーノの左足とアルフの右足を紐で結び、お互いの肩に手を回してテンポよく歩いていく。
出会った頃から8年も経って二人の身長はかなり近くなったのだが、体格が似ているだけで出来るほど二人三脚は甘くない。
それでも初体験で転ばずに歩ける事にアルフは少しばかり感心している。
一昨年にザフィーラとやった時は歩けるようになるまで幾ばくか練習を必要としたからである。

「いっちに、いっちに、コレが限界かも。」
「だったらこのペースを保ちながらしばらく走るよ。」
「そうだね。 いっちに、いっちに。」

室内とはいえ200m四方の広い訓練室をただひたすらに走る二人。
流石にこのペースだと走ることに集中して会話が少なくなってくるようだ。
しばらく走っているとコーナーに差し掛かったためユーノは軽く左を向くのだが、そこで彼の動きが一瞬鈍る。
彼女の前で上下に揺れる物に目が行ってしまうのは健全な男子なら当然の反応だろう。
そしてその後の展開も当然の結果だろう。

「うわぁ!?」
「ちょ、何してんだいユーノ!?」
【ズデンッ】

足並みが乱れて盛大に前方へすっ転ぶ二人。その衝撃で結んであった紐もほどけてしまったようだ。

「ご、ごめんアルフ…大丈夫?」
「あたしは大丈夫…って、膝擦りむいてるじゃないか。」
「ありゃ、そうみたいだね。」

呼びかけに応えてアルフがユーノの方を見ると、彼の膝小僧に擦り傷があるのを見つけた。
「確かに膝に軽く痛みを感じるなー」と思いながらユーノは傷の確認をする。
特に骨や筋に異常は無さそうなので軽い応急処置で十分だと判断し、救急箱が置いてある所に行こうとする。

「とりあえずバイ菌が入ったら大変だし、消毒しとこうかな。」
「んなもん舐めときゃ治るって。」
「流石にそれは…って、うひゃあ!?」

しかしそれよりも早くアルフが屈んで傷口をペロリと一舐め。
確かに唾液には消毒効果があるとか言われているが、いきなりそんな事をされたユーノはビックリである。

「ちょ、ちょっと何やってるのさアルフ!?」
「ん? 治療に決まってるだろ。 わざわざあっちに行くの面倒だし。」
「だったらアルフだけここで待ってて…うっ。」
「男がごちゃごちゃ言うんじゃないよ。 コレで十分…って、どうしたんだい?」
「な、なんでもないよ…。」

放り出した脚(の傷)をペロペロ舐めるアルフと目が合い、慌てて顔を背けるユーノ。
元が動物だからかアルフは特に気にした様子も無いようだが、跪いて脚を舐めるその姿にドキドキさせられる。
加えて汗をかいて微妙にTシャツが透けているせいで紺色のスポーツブラがチラつき、そのまま眺めていたら目の保養…もとい理性崩壊の危険がある。
とはいえ親切心でしてくれている事を無下にするなど出来ないユーノは、仕方がなく視線を逸らすというせめてもの抵抗をしながら終わるまで待つしかなかった。

「おや、こんな所も擦りむいてら。」
「えっ、何処だい? 見当たらないけど?」
「そりゃあ見えないさ。 ココにあるんだから。」
「!!?」

ユーノが傷の位置を探していると、今度は互いの吐息が感じられるような距離まで顔を近づけるアルフ。
彼女が見つけたのは額にある擦り傷だったため、それを舐めるためには自然とそうなる。
「自分の額の宝玉と同じ位置だなぁ」と思いながら先程のように舐めだすのだが、ここで両者の体勢を考えてもらいたい。

ユーノ:先程から変わらず脚を放り出した形で地面に座っている
アルフ:額を舐めるべくユーノの肩に手を置き、正面から覆いかぶさるような形で身を乗り出している

端から見たら金髪の男性の胸に紅髪の女性が飛び込み、頭を抱きしめているようにしか見えない。
当然ユーノの目前にはたわわに実った果実が二つ…。

「も、もう大丈夫だって!」
「こら動くなって! 上手く舐められないだろ!」

流石にそれはマズイと思いこの場から逃げようとしたユーノであったが、アルフに頭を固定されて全く動けなくなってしまった。
腕力では到底勝てないので苦肉の策で目を閉じるが、さっきも述べたように今まで運動していたため汗をかいた彼女のニオイがより一層感じられてしまう。
どっちに転んでも天国で地獄な責め苦にひたすら耐えるしかないユーノであった。


「はい、コレで大丈夫っと。」
「あ、ありがとうアルフ。」

あらかた舐め終えたアルフがあははと笑いながら離れるとユーノも溜め息をつきながらつられて笑う。
実際痛みも引いてきたので傷舐めも意外と効果があるのかもしれない。

「お安い御用ってね〜。 にしても何でいきなり転んだんだい? やっぱりペースが速すぎたのかい?」
「いや…それは、その〜…。」
「…ははぁ〜。 さてはユーノ、あたしのココに目が行ってたんじゃないかい?」

流石に「アルフの胸に目が行っていた」などと口が裂けても言えるわけが無く、言い淀むユーノ。
しかしそんな事は全てマルっとお見通しだったらしく、アルフは自分のTシャツの襟を持ってイジワルそうな笑みを浮かべた。
当然図星だったユーノは頬をかきながら苦笑いをする。

「!? いやぁ…まさかそんな事は…。」
「やっぱり嘘が下手だねぇ。 ユーノって嘘つくといつもそうするからすぐ分かるよ。」
「あ、あはは…、やっぱり恥ずかしくて言えないって。 それにさっきのだって顔から火が出るかと思ったし。」
「全く、恥ずかしがる必要なんて無いじゃないか? だって…。」

そう言うと同時にユーノの体を引き寄せて、耳元でそっと囁く。
彼にしか聞こえないその言葉にユーノは耳を真っ赤にしながら彼女を優しく抱きしめる。
互いに交わす言葉は要らない、ただ互いの温もりを感じているだけで満たされるのだから。
しばらくするとどちらからともなく一つの影は二つに戻る。

「第一あたしら付き合ってるんだし今更だろ?」
「そりゃあそうだけど、屋内とはいえこんな開けた場所でなんて慣れないよ。」
「だったら今度は外でやってみるかい? また違った感じがするんじゃないか?」
「そ、外って!? い、いきなり何言い出すんだよアルフ!?それじゃあまるで…。」
「ん? あたしは外で二人三脚の特訓するのも良いんじゃないかって言ったつもりなんだけどな〜。ユーノは一体どんな事を想像したんだい?」

狼狽するユーノにイジワルそうな顔で聞きながらベンチの方に向かうアルフ。
彼の考えを全て分かった上でこうしてからかっているのだからユーノは口淀むしかない。
歩く無限書庫と称されるユーノも最愛の彼女には全く勝てない。
とはいえ、彼女に主導権をとられる事はやぶさかではないし何よりこういう形が自分達には合っている。
そんな事を考えながら自らも彼女の後を追ってベンチに向かうユーノであった。

「まぁ、あたしはそっちでも構わないけどね♪」
「ちょ、アルフ!?」

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自分でも書いててこっぱずかしいオチだったので某所に上げる際はカットした次第です。
でもこの2人にはこんなノリが似合っていると思うのですよ。

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