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  • 2014.09.06 Saturday
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ユノはや3章 八神家に泊まった翌日

3章目はタイトルの通り翌日のユーノ君の動向を書いています。
タイトル付けてくださった司書の方、ありがとうです。
某スレでお風呂イベントについて期待されていたのですが、そこは既に過去投下されていた物を越える物が到底書けないので夢オチ+αで済ませちゃいました。
陸サメとかベーコンの葉とかは言うまでも無くトリコの影響です(爆。
あの漫画面白いですよね。

余談ですが、元々今回のラストになのはさんサイドのシーンを用意していました。
規制かかっちゃって投下出来なかったんですが、4章の展開からすれば出来なくて正解でした(汗。
怪我の功名というか、ホント荒木先生みたいに次の展開を考えないで書いてるなぁ。











「風呂はいい、コレこそヒトが生み出した文化の極みだな。 そうは思わんか、スクライア?」
「そうですね〜シグナムさん、疲れが一気に抜け出る気がしますよ。」
「ユーノ君の場合は疲れを溜め過ぎなんじゃないですか〜?」

湯船に浸かってのほほんとするシグナムさん、僕、シャマルさん。
日頃シャワーで軽く済ましているため、久しぶりのお風呂はとても気持ちいい。
3人が足を伸ばして入れる浴槽の大きさに少しばかり違和感を感じるが、すぐに意識から洗い流される。

「リイン〜、かゆい所はあらへんか〜?」
「大丈夫ですよはやてちゃん〜。」

僕らの視線の先では膝立ちで大きくなったリインの髪を洗っているはやての姿がある。
リインの大きさについて聞くと「大きい方が髪洗うのが楽やん」との事だ。
全体を洗い終えてシャワーでコンディショナーを洗い流すと、二人も湯船に入る。

「あ〜、生き返るわぁ〜。」
「温まるです〜。」

はやてはシグナムさんと僕の間に、リインは僕とシャマルさんの間に座って肩まで浸かる。
これといって会話は無いけどこうしてゆったりとしているのは本当に落ち着くなぁ。
あぁ、周りが湯気で曇ってきて段々と意識が薄れていって…。



「…知らない天井だ。」
「やっと起きたと思ったらお約束やね、ユーノ君。」

殆んど覚えてないけど、なんだか全次元世界の人間の半分から嫉妬される夢を見ていた気がする。
そして目蓋を開けるとそこには自宅でも資料室でもない天井が広がっていた。
確か昨日ははやてに金欠がバレたのが切欠で八神家に泊まる事になったんだっけ。
なら目の前の天井は僕が泊まった部屋の…あれ、さっき誰かの声が聴こえたような…。

「はよ起きんかーい!」
「グボァ!?」

うん、半分寝ている人間の鳩尾に全体重を乗せたエルボーを叩き込むのはどうかと思うんだ。

「おはようユーノ君、これで目ぇ覚めた?」
「は、はやて…何する…のさ。」
「何ってコレから朝食作るんやけどユーノ君がおらんと意味あらへんやん。」

すっかり眠気が吹き飛んだ頭ではやての言葉を聞き、状況を理解した。
そういえば料理を習いに来たんだから朝食も一緒に作るで、って言われていたんだった。
いまだジンジンする鳩尾を押さえつつ掛け布団を剥いでゆっくりと立ち上がり伸びを一つ。

「んん〜、おはようはやて。 起こしてくれたのはありがとうだけど、もうちょっと穏便な方法をとって欲しかったよ…。」
「色々やって起きんかった方が悪いで。 まぁ、そのおかげで色々と出来たけどな♪」
「…何したのさ?」
「お寝坊さんには内緒や〜。 別に変な事はしてへんし気にせんと、とりあえず顔洗ってきぃや。」

片目を閉じて笑顔でそう言うはやてを訝しがるが、のらりくらりとかわされてしまう。
とっても気になるけどラクガキとかなら顔を洗えば分かる事だしこれ以上追求するのは止めておこうか。
それに朝食を早く作らないと他の皆(特にヴィータ)にとやかく言われそうだし。



洗面所で変な事になっていないのを確認してから顔を洗い、持ってきた私服に着替える。
あれ、僕の寝巻きとか洗濯籠に纏めちゃっていいのかな?
後で確認しておこう。
まだ体の動きが硬いので手首をグリグリ回して軽くストレッチをしてからもう一度伸びを一つ。

「おはよう、スクライア。 ずいぶんと早いな。」
「おはようございますシグナムさん。 料理を習いに来ているんなら朝食作りにも参加しろとはやてに言われまして。 シグナムさんの方こそこんな朝早くに起きているんですね。」
「私は朝の素振りやジョギングが日課になっているからな。 騎士たる者、日々の修練は欠かせないさ。」

体をひねっていると丁度洗面所に入ってくるジャージ姿のシグナムさんと目が合ったので朝の挨拶を交わす。
なるほど、よく見ると頬が少し熱を持っていて汗もかいているようで。
話によるとザフィーラさんも一緒に組み手などをやっていたらしく、もう少し走ってくるそうだ。

「それに軽く運動した方が朝風呂も気持ち良いしな。」
「あーなんとなく分かりますよ。」

風呂というのはいつ入っても気持ちいいものだけど疲れが溜まっている方が癒され具合が大きいと言うか、気持ち良い。偶にしか入れないからこそその気持ちはよく分かる。
そして朝っぱらから風呂が沸いていたのはシグナムさんが入るためだったのかー…って、うわぁ!?

「むっ、どうかしたか?」
「何で服脱いでるんですか!?」
「服を脱がなければ風呂に入れないだろう? そうだ、スクライアも一緒に入るか?」
「え、遠慮しておきます〜!」

いきなり上のジャージを脱ぎだしたシグナムさんから逃げるように洗面所から飛び出す。
まさかあんな行動をとるとは思わなかったので、戦場に身を置く者は思えない綺麗な肢体を見てしまった。
流石に運動する時はスポーツブラを付けている様だけどそこに隠された豊満な…じゃなくて!?
…とりあえず心臓を落ち着かせてから台所に向かおう。



「おーユーノ君。 なんや大きな声したけどどうしたん?」
「い、いや、なんでもないよ?」
「? …まぁええわ。 早速朝食作るから用意してな。」

はやては軽く動揺している僕を気にしつつも、特に詮索する事なくエプロンを手渡してくれたのでそれを身に付ける。
朝食は昨日の残りの温野菜と目玉焼き、そしてトーストと簡単に作れる物にするらしい。
ちなみに目玉焼きにする卵は地球産の物がめったに手に入らないので、陸サメという生き物の卵だったりする。
まぁ、個人的には陸サメの方が馴染みがあったりするけど。
フライパンに油をしき、先にベーコンの葉(ベーコンの味と食感がする厚みのある葉)を炒めながら細かい味付けなんかについて色々と教えてもらう。
しばらくすると芳ばしい香りが漂ってきたのでベーコンの葉の上に卵を人数分割り入れて蓋をして、半熟に焼きあがるまで温野菜の方を取り分ける。

「陸サメとか懐かしいなぁ。 スクライアにいた時知り合いがペットにしてたよ。」
「そうなん? 私はよく知らんのやけど陸サメって陸で生活しとるんか?」
「うん、ちょうど地球のサメのヒレが脚になったような姿をしているよ。 陸サメが最初に発見された管理外世界は元を辿れば地球と同じ環境だったらしいけど、そこで発達した文明の影響で…。」
「はーい、そこまでにしとき。 そろそろ卵がいい感じに半熟になっとるはずや。」

つい考古学士の卵としてのスイッチが入りかけてしまった僕を今度ははやてが軽く受け流す。
結構面白い話なのになぁ、と思いつつ蓋を開けると確かに良い塩梅に白身が固まっていた。
やっぱりこういうのも経験なんだろうなぁ。
焼きあがった目玉焼きを黄身ごとに切り分けてトーストと一緒に皿に乗せると、香りに誘われたのか寝惚け眼のヴィータがリビングに入ってきた。

「人を飢えた動物みてーに例えるなよ。」
「おはよう、ヴィータ。 朝食出来てるから運んでね。」
「ん、分かった。」

朝に弱いのか、普段よりも素直に指示に従ってくれるヴィータである。
その後起きてきたシャマルさんとリイン、いつの間にかソファーで新聞を読んでいたシグナムさん、シャワーで軽く汗を落としたザフィーラさんも食卓に着いて朝食の時間となった。



「いってきま〜す。」
「いってらっしゃい。」

こちらを向いて大きく手を振りながら出かけるはやてに小さく手を振って応える。
朝食後にはやてと一緒に全員分のお弁当を作り終えると丁度出勤の時間になったが、僕とザフィーラさんはもうちょっとのんびりしていても大丈夫なので玄関で見送る事に。
そして皆が門を越えて見えなくなると僕らはリビングに戻った。

「しかしお前が社長出勤とは珍しいな。 ハラオウン提督と同じくワーカーホリックと聞いていたのだが。」
「アイツみたいな仕事人間じゃないですって。 それにはやて達と一緒に行ったら変な誤解されてはやてに迷惑がかかっちゃいますよ。」
「むしろ主はそれを狙っている節が見受けられるのだがな…。」
「何か言いました、ザフィーラさん?」
「いや、なんでもない。」
「?」

なにやら溜め息をついているザフィーラさんはソファーで新聞を読み始めた。
昨日一緒に帰ってきたのに何を今更、って気もするけどしないよりはましだと思う。
僕も何か読もうかと資料室の本を入れてきた鞄をあさり、読みかけの歴史書なんぞを引っ張り出す。
二人とも特に進んで話をするタイプではないのでそのまま読書に勤しむ。
1時間ほど経ち、出かける時間になったのでザフィーラさんに軽く挨拶して僕も八神家を後にする。



「…と、コレであらかた集まったかな。」
「なんだか今日は調子良いみたいだね、ユーノ君。」
「はい、昨日ゆっくり休んだのが良かったみたいです。」

検索を終えて僕の周りが落ち着くのを見計らってやってきた先輩に微笑みながら応える。
普段と同程度の術式展開なのに普段よりも頭がスッキリしているおかげか検索のヒット率がすこぶる良い。
検索量自体も多くなってる気がするし、やっぱりちゃんとした食事が利いてるのかな。

「もうそろそろ昼休みだけど、ユーノ君はどうする? 先に昼ごはんにするかい?」
「ん〜そうですね、先に行ってもいいですか?」
「あぁ、構わないよ。 と言うか俺、朝飯が遅かったからその方がありがたいんだよ。」

笑いながらそう話す先輩の言葉に甘えて僕はさっき集めた資料を持って書架を後にする。
これらの資料は特に持出厳禁ではないのでお弁当を取りに行くついでに資料室に置いておく。
折角集めた物をまた検索しなおすのは面倒くさいしね。

休憩室で食べるもいいけど、折角ちゃんとしたお弁当があるんだし偶には外で食べようと思い立って食堂に向かう。
まぁ、言っても高々一週間ぶりの食堂なので別段懐かしいとは思わないけどね。
本局内に幾つか設置されている食堂の内、無限書庫から少し遠いけど次元の海が一望出来る食堂に着くと早速窓際の席を確保する。

「何度見ても飽きないよねぇ〜、この風景。」

次元の海の黒や紫・藍が織り成すマーブル模様は常に蠢き、時に面白く時に奇妙な形を織り成す。
その様は僕の密かなお気に入りになっている。
なのは達に話したら『趣味が悪い』と一蹴されたけど…と、噂をすればなんとやら。

「久しぶりだね、ユーノ君。 お隣いいかな?」
「こんにちわなのは、お隣どうぞ。 なのはがこの食堂に来るなんて珍しいね。」
「えへへ〜、ユーノ君がここに入るのを見かけたから追いかけてきちゃいました♪」

振り向くとそこには教導隊の制服を身に纏い、お盆にきつねうどんと稲荷寿司を載せた幼馴染の高町なのはが立っていた。
そしてはにかみながらちょっと崩れた敬礼をするなのはの姿はよほど酔狂な人以外は可愛いと思うに違いない。
なのはが僕の右側の席につくと、二人で昼食をとりながら2週間ぶりのなんでもないような会話を楽しむ。

「それにしてもここの風景ってそんなに趣味悪いかな?」
「だって暗色ばっかりで気分が沈んじゃう気がして食事時にはあまり見たくないかな。」
「僕はむしろ遺跡発掘を思い出してワクワクするんだけどねぇ。」

そう言ってもなのはは苦笑いするだけでやっぱり賛同は得られない。
こういう感性ってスクライア特有の物なのかなぁ、と思いながらお弁当をパクつくとなのはが興味津々に覗き込んできた。

「ねぇねぇ、それってユーノ君の手作りなの?」
「えっと、いくらか既製品は使っているけど一応手作りだよ。」

うん、嘘はついていない。

「ちょっと一口食べても良い?」
「いいよ。 はい、どうぞ。」

弁当箱を差し出すとだし巻き卵を一欠片口に放り込んでモグモグモグ。
今朝はやてに習ったばかりで見た目は失敗しちゃってるけど味の方はそれなりにいい感じになっていると思う。
口の中の物を飲み込んだなのはは少しばかり悩んでいるような表情を浮かべているけど、もしかして不味かった?

「ううん、美味しかったよ。 でも何処かで食べたような味付けだからちょっと気になって。 なんだったかなぁ〜?」
「だし巻き卵なんて素人が作ったら似たような味になるんじゃないかな?」
「ん〜、そうかなぁ?」
「そんなものだよ、きっと。」

プロの料理人ならいざ知らず、今日習ったばかりの僕の出し巻き卵なんて特別変な味はしないと思う。
もちろん不味いのなら話は別だけどはやてから及第点をもらったし、なによりなのはも美味しいって言ってくれたから問題ないはず。
それとも同じ地球出身のはやてから習ったから似たような味付けになったのかな?
とはいえなのはもちょっと気になっただけのようで、それ以上は追求せずにきつねうどんの方に箸を戻した。


「それじゃあ僕はもう戻るね。 なのはは?」
「私はデザート食べたいからもうちょっと残ってるよ。 またね、ユーノ君。」

食後もお互いの身の回りの話に話を咲かせていたらあっという間に休憩時間の終わりになってしまった。
名残惜しいけど仕事が待っているので、今度の休みに一緒に遊ぶ約束をして書庫へと戻る。
さて、今度の休みの事を考えながら午後も頑張りますか。

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